2017年6月23日金曜日

糸車がやってきた!


我が家に糸車がやってきました。
最近は骨董市やアンティークショップへ行くことが増えてます。
主に状態のいい糸紡ぎの道具がないかというのがメインですが、
昭和初期の物でも90年近くなるものばかりですから、虫食いだらけだったり
がたつきがひどくて、オブジェ状態の物が多かったりです。

先日、イベントのついでに訪ねたアンティークショップで糸車発見!
そちらのお店には時々古布を探しに行ってたのですが、
6月末で閉店してしまうとのことで、全品半額にされてました。

虫食いも少なく、今まで見た糸車の中では、ほどほどの状態。
あちこちガタは出てましたが、取っ手がきちんと回せたので、迷わず購入。

磨いたり、抜けかけてた部分をはめて直し、別の骨董市で購入した錘(つむ)を
取り付けると・・・。

ちゃんと糸が紡げました。
錘を固定するひものかけ方までは分からなかったので、適当にしてるけれど!
紡毛機と違って回転数がすごく早いので、まだまだ糸の太さが安定しませんが
せめて刺し子糸になるくらいまで細くしたいな。


実をいうと・・・糸車本体より、この錘のほうが先に見つかったのです。
骨董市の店先で、ガラクタがいっしょくたに入れられた箱の中で、
なぜかこれだけピンときて、買ってしまったという・・・。
その2か月後には糸車本体が買えるとか、もう縁というしかない出会いでした。
いやはや、これがないと糸がつむげないですしね。

長さは約26センチ。錘の先も欠けたり曲がったりしてないのがさいわいです。

錆がすごくて、半日くらいかけてスポンジやすりとさび落とし液で
ごしごしこすると、きれいに回るようになりました。
昔の物ってほんと頑丈です。


いま使われてる糸車のほとんどは、砂時計型のコマに糸をかけるのですが
これはどうやらお正月の羽根つきに使う羽にも使われる、ムクロジの種のようです。
それに両側から細い竹筒を差して、回転を安定させてます。

紡ぐときは錘先がやや下に30度くらい角度がつくよう固定します。
そうすると、糸に撚りをかけるときに糸が外れにくくなっていい感じです。

ただ、残念なことに右側の竹が欠けて壊れている状態なので
普通に使うと固定のひもに引っ掛かってうまく動きません。


厚紙を丸く切ってガードに使ってましたが、いまはウッドビーズを差してます。
カラカラ音がしますが、よく回ってくれます^^

しかし、綿、糸車と来て、次は何と縁があるんでしょう・・・。
機織り機?それとも技術?

まさか、まさか・・・ね^^;

まぁ、その時になったらわかりますよね、きっと!

(6/24追記)
ムクロジの錘ですが、なんとなんと!

http://www2.izumo-net.ne.jp/oyashiro/2010/11/post_70.html
一人女神社さまのサイトにて、天照大神さまがムクロジを糸車にもちいたと
いう記述がありました。

砂時計型のコマを使う以前の糸車の錘の姿なんでしょうか。
だとしたら、この形はすごく由緒正しいんですね。びっくりでした!

2017年5月30日火曜日

久しぶりに花露水買いました。

若いころに買って、忘れられなかった香水があります。
名前は花露水、フロリダウォーターです。
一時期、フェリシモが輸入化粧品を取り扱っていて、その時購入したのでした。

つけてみるととてもいい香りで、なんともオリエンタルな香り。
「ああ~、これ好きだー!」と、大事に使っていたのですが、
フェリシモでも取り扱いが終わってしまい、これは香港まで買いに行かなきゃ
ならないのかとがっかりしておりました・・・。

月日は流れて・・・。

久々に家の片づけをすると、一本だけ新品のままのフロリダウォーターが出てきました。
シーリングされてるので、中はほとんど減ってない感じ。
だけど、さすがに消費期限切れですから、使うのはちょっと気が引けます^^;

ということで、またあの香りを嗅ぎたくて、ネットで購入できないか検索してみると。
楽天で輸入化粧品を扱うお店で、買うことができるようになってました!
いい時代になりましたねー。

こちらが新しく買った花露水。
買った当時と比べると、3倍くらいのお値段ですが、
香港まで買いに行くことを考えると、安いですし^^;

瓶自体に「花露水」と入っている以外はパッケージの絵も
変わってなくて、ほんと懐かしい!

久々に一吹きしてみると。うーん???
以前はもっと刺激的で、香りが強かった気がするのですが、気のせいかな?
でも、やっぱりいい香りです。

古い花露水の表記を見ると、漢字で成分が書いてあって素敵ですよー。

・薫衣草油・香檸檬油・玉桂油・丁香油・薄荷油

漢字からいい香りがしてきそうです^^
英語だとわかりやすいけど、精油の漢字表記も素敵だなあ。



新しい瓶の表記では、漢字表記がなくなって、英語表記のみ。
成分は、ラベンダー・ベルガモット・シナモン・クローブ・ペパーミント。
あとはアルコールと蒸留水みたいです。

あちらでは、虫よけにもいいみたいですね。
今年の夏はいい香りにつつまれて、蚊を気にせず外出を楽しみたいな。

ずーっと取り扱いが終わりませんように!
また入荷したら購入したいな!

綿の種まき

今年も綿の種を蒔きました。
今回は「ワタが世界を変える」という本を参考に頑張ってます。

まずは準備。

        

前日にビニール袋に綿の種と水を入れて、1日置きます。
今年は和綿の白らしい種・茶綿・緑綿をメインに、ドワーフコットンと
アメリカ綿は種の更新のためにちょっとだけまきます。


去年自家採種した朝顔の種も、台所の窓でグリーンカーテンにするために蒔く準備。

朝顔の種って、ネットで調べると傷を入れないと発芽がそろわないとあったので、
切り出しナイフを片手に、芽の出る部分の反対側をゴリゴリと削りました。
朝顔の種って、ほんとに硬い!これじゃあ、一晩水に浸しただけじゃ芽が出ないはず!
腕が痛くなったけど、これできれいに目が出てくれると嬉しいなあ。


5月25日に種まきをして、30日今朝の状況!
草木灰を種にまぶしてから蒔くと、発芽がそろうらしいけど、
水に浸してまくだけでも十分に、発芽できてるみたいです。

朝顔のほうは、まだちょっと出そろってないので、写真はまた今度です。


畑の右側から、茶綿の芽。
実際に見ると、自家採種の茶綿が一番色と勢いがいい感じ。
去年はあまり発芽しなかったうえに、樹勢もいまいちで心配してましたが、
どうやら今年は期待ができそう。

繊維としては短いけど、細く柔らかいです。


和綿の白・・・のはず!
種の数があまりなかったので、発芽のそろいはいまいち。


緑綿。綿も緑なら種まで緑で、おもしろいなーと。
初育成なので、うまく育てばいいんですが。


去年も育てたドワーフコットン。
クリスマスリースの飾りにいいですね。
綿の繊維としては、ちょっと短めで弾力があります。
小さな座布団や、ぬいぐるみの詰め物にはよさそうです。

去年は葉巻虫がつきすぎて、無農薬ではとても苦労しました。
今年は虫退治用にいいピンセット探そうかなー。


アメリカ綿。
長い繊維が魅力なんですが、実が大きくなるため、育成期間が長いです。

茶綿は早ければ8月の終わりごろから実がはじけるので、秋の長雨の時期前には
収穫が始まりますが、アメリカ綿は9月の終わりごろからだったと思います。

今年も雨が続くようなら対策しないと、去年みたいに実を腐らせそうです。
育てたうち、半分駄目になったのはほんとにがっかりでした・・・。
実がはじけ始めて、雨が多く降るようだったら、上に薄いタープでも張ろうかなあ、
なんて画策してます。

今年もがんばるぞー!

2017年5月1日月曜日

福助ミシンその2


ボビンなどの小物を磨き上げていると・・・下から視線が。
「あ、手伝ってくれる?」「ん?手伝わないわよ?」

このあと退屈したごまさんは、家の中の物をひっくり返して回って、
とうちゃんに叱られたのでした。

綺麗になった福助さん。メイドインジャパンの刻印がまばゆい!

これが布送りの調節ダイヤルっぽいです。たぶん!

糸の縫い目調節のレバー。
左のネジを上下すると、右のレバーのストッパーが上下して、
1ミリから4ミリまでの縫い目の幅調節ができます。
レバーを上にあげると、返し縫いができます。

糸をかけてみる・・・。

上糸掛け方なんて忘れちゃってるかと思ったら、
手が自然に動いて正しくかけてました。うーん、びっくり!
小学校の家庭科で、モーターのミシンを絶対使わせてくれなかった
家庭科のおばあちゃん先生に感謝♪

布の端きれで試し縫いをしてみましたが、
錆取りしたボビンから、ちゃんと下糸も拾ってくれて縫えました!

まだまだ掃除や油を差したりしなきゃいけませんが、
ひとまず使えそうなので一安心しました^^

やっぱり足踏みミシンはよいものです。
私がモーター音は嫌いってこともあるけど、
ゆったりと自分の速度で縫えるっていうのが一番大好き。
直線縫いしかできないけど、私の縫物仕事で使う分には充分です。
福助ミシンがこれからずっと、壊れずにお付き合いしてくれると嬉しいなあ。

あとは皮ベルトや下糸巻きローラーのゴムの交換が出来ればと思ってます。
一応ネットショップに売ってるみたいなので、GW明けたら頼んでみよう。

といったところで、今日の日記はこのへんでおしまい!
ではまた!



福助ミシンその1

子供のころからずっと足踏みミシンがほしかった私です。

最近アンティークショップ巡りをしてますが、
あるお店で運命の一台に巡り合ってしまいました!

なんと!あの足袋の福助で有名な福助のミシン!

アンティークミシンって、ほとんど動かないものが多いんですが、
これはお店で触ってみると、機械がどれも滑らかに動いてました。
欠落している物は、糸立ての擦れ防止フェルトくらい。

動輪を動かす皮ベルトや、下糸巻き用のローラーのゴムが
劣化してますがまだ十分使えるレベル。

ただ、上の板が傷だらけでちょっとかわいそうな状態です。
こんな風に落書きしてあったりね。
うん、この名前誰だろうと思ったら、1980年代のジャ〇ーズのアイドルの方でした。
そのころはまだ現役で使われてたってことですね。

中はこんな感じで、油汚れがちょっとすごい感じ。
黒く汚れた綿埃があちこちからぽろぽろ出てきて、
前の持ち主さんはたくさん縫物をされてた様子でした。

私も素人なので、手の及ぶところまでは掃除しましたが、
いつかきちんとミシン屋さんで分解清掃してあげたいなあ…。

とりあえずミシンの足が錆だらけだったので綺麗にしないといけません。
連休二日目を丸一日ミシン清掃に費やしました。
潤滑油のスプレーを吹き付けて古い油を浮き上がらせては、
スチールウールや真鍮ブラシでえんえんと磨き上げて、ようやく家の中に入れても
大丈夫なくらいきれいになりました。

ミシンの足もミシン本体も、ぜーんぶ鉄製だからすごく重いです!
でも足踏みの板部分まで、ちゃんと「FUKUSUKE」って入っててとっても素敵。
やっぱり昭和時代の物って、なんでも頑丈でこだわりがあるなーと思いました。

ちょっと長くなるので、その2へ日記を分けます。

春のお出かけ

春はいろいろと忙しくてあちこちでかけていたので、
せっかくとった桜の写真をアップするのをすっかり忘れておりました^^;


近所の土手に植えられている桜は、毎年見事な花をつけています。
それもこれも、この地区の方々が手入れを欠かさないおかげです^^

今年はどういうわけか、桜と一緒に色々咲いてる感じでした。
桜を筆頭に、梅、椿、水仙、つつじ・・・。
3月末まで寒さが続いて、4月にぐんと暖かくなったから、
一斉に咲き誇った感じで、どこを見ても花いっぱいで豪華でした!

私の好きなアングル。
こうやって下から桜越しに空を見上げるのが好きです♪

もう5月の連休ですが、朝晩はちょっとストーブがほしくなったり
昼間は初夏の暑さだったりと、体調管理が大変です。
体調崩さないよう、気をつけましょうね^^

2017年3月20日月曜日

リネンの水通しで。

いやー、ふきんにする予定のリネンの水通しで大失敗しました・・・。

水通しにはいつも二槽式の洗濯機を使ってるんですが、
生地の端の処理を忘れたまま洗濯機に放り込み、いつもの洗濯気分でぐるぐると・・・。

水通しは生地のゆがみを取るため「水に浸ける」ことです。
くわしいやり方は他のサイトにお任せするとして…ほんと何をぼけたんだ自分TT

気が付いた時には、それはもう大惨事です!
布の切り端は糸が絡まって団子になってるわ、洗濯槽の中には紙漉きが
できるんじゃないかと思えるくらい短い繊維が浮いてるわ・・・。

水を抜いて泣く泣く掃除をしましたが、洗濯機内の繊維と糸団子を
切り取って合わせると、片手分の繊維の塊が取れました・・・。

失敗の中でも幸いだったのは、大きさが布巾用にカットした110*40だったこと。
生地に細かな繊維がくっついてるので、このままじゃ使えませんが、
何かブラシを買ってきてきれいにはたいてから、ふきんに仕立てようと思ってます。

はぁ、やらかしちゃったなあ・・・><;

(おまけ)
これはセリアのカットクロスで、リネン100%のもの。
小さいので洗面器に水を張って水通しでいいし、手軽に扱えるのが魅力。

水に通すとやっぱりゆがみは出るんですが、刺し子もしやすく
毛羽立ちもないので気に入っています。

やっぱりリネンクロスは洗っても乾きが早くていいです。
セリアに出かけたらまた買ってこよう。

2017年3月19日日曜日

奈義のひな祭り

「JAKEN」という県北の情報誌にひな祭り情報が載っていたので、
別の日に那岐の山の駅へ行ってきました。

物産を取り扱ってる建物の隣で展示されてました。
この垂れ幕すてきだなー。

ここで見たかったものは、たくさんの吊るし飾り!
一個一個手作りのちりめん細工が見たかったのです^^

津山の商店街を歩いていたら、古布を売ってたお店があって
ついつい買い込んでしまったので、吊るし細工を作って飾りたいなーと思い立ちました。
いつ取りかかれるかわからないけど!

古布で作られた素朴なうさぎさんです。
ほかにも椿とか梅とかいろいろあったのだけど、私のコンデジでは
これが唯一ボケずに映せていたのです・・・あぁ~(T^T)

天井一杯吊るしてあって、お好きな方には至福の時間を過ごせると思いました。


会場に飾られた大振袖!華やかですねー^^

昔の婚礼衣装。鶴の柄部分は、すべて刺繍。
おめでたいお祭りですから、ぴったりですね。

那岐はちょっと遠い場所だけど、やっぱり行ってよかった。
こんどはお昼のバイキングを目当てで遊びに行ってみようと思います。では!

津山のひな祭り

ようやく梅が咲き始めた今日この頃です。
自家用のスナップエンドウの苗を植えてみたけど、大丈夫かなー。
まだまだ山間の田舎は寒いのです。

3月はひな祭りイベントが各地で行われてました。
私が住んでる地域では旧暦で祝うので、ひな祭りは4月3日です。
イベントとしては3月中に催されることが多くて、あちこち行ってまいりました。

これは津山の商店街で行われたひな祭りの会場の写真です。
明治期のお雛様の背景は吊るし飾りで華やか!
昔のお雛様は大きいと聞いてましたが、30センチくらいあるんですね。
古いものは男雛と女雛のみが多くて、7段飾りは昭和後期のものでした。


津山は城下町なので、とても古いおひなさまが残ってます。
うりざね顔のかわいらしいお顔ですが、明治35年ということは
御年115歳のおひなさまでございます。

当時は華やかだったと思われる衣装もすっかり色あせて、金糸の刺繍も茶色に。
でも、時を経てもかわらぬ素敵さがありました。

商店街の店頭では、各家のおひな様が展示されてました。
中でも源氏物語を題材にした雛飾りはとっても典雅。

いつも暖簾を買って帰るお店にお邪魔して、ウィンドウのおひな様を
撮らせていただきました。うん、仲睦まじくて素敵♪

少し肌寒かったですが、のんびりと散策できて満足満足。
おなかがすいたので帰り道に大阪王将へ立ち寄りました。

大阪ちゃんぽんか日替わりにしようかな、と思ってたけど
フカヒレらーめんが目に飛び込んできたのでこれに決定。
この時点ではフカヒレの大きさはあんまり期待してなかったです。

なんか、見本の写真に見劣りしない大きさのフカヒレが乗ってきました!
上に載ってる具はクコの実と細切りシイタケとゆでた青梗菜が一枚!

とろとろぷりぷりー。
とろみがあってあっさり目だけどおいしいスープでした^^
おなか一杯、満足して帰宅しました。また食べたいけどいつまでかな!

2017年3月1日水曜日

悪い事と良い事と。

3月ですねー。朝晩は寒いですが、昼間はぽかぽかあったかいです。
外を歩いてきたら、ウグイスが求愛の鳴き声練習してました。がんばれ!

さて、最近どういうわけかいろいろ物が壊れるのです。
しかも重要なんだけど、生活に困らないものばかり・・・。

その1。
洗面所の水道栓。
錆と内部の摩耗で水ぽたぽたが止まりにくくなったので、先日とうちゃんが交換。
それはいいけど、止水の根元の管まで抜けたもんだから、洗面所大洪水。
えぇ、水道部品直すときは元栓閉めましょう…いろんな意味で驚いた!!
やっぱり古い家はメンテナンス大事。
なお新しい水道栓は無事に付いて、毎日使っておりまする。

その2。
風呂の栓。
鎖がさびてるなーと思ってましたが、今日ぷっつりと切れました。
慌てて交換用の鎖を買ってきたけれど、鎖を止めてるネジもさびてるのか
私の力ではびくともしない・・・困ったもんです。
しょうがないので新しい鎖と栓をつないで、蛇口からタコ糸で適当に吊るしてます。
見栄えは悪いけど、取れないもんはどうしようもない!

その3。
車のCD・MDデッキから音が出なくなる。
デッキが悪いのか、バッテリーが悪いのか、判断付きにくいです・・・。
とりあえず貴重なMDカセット、傷をつけずに取り出したいなあ。

命にかかわることは起きてないから良しとしよう。
その代わりと言っては何だけど、図書館では色々面白そうな本が見つかったし、
100均では店頭から引く寸前だった私の好きな毛糸を、たっぷり買えたし。
まあ、なんというか。人間万事塞翁が馬。

とはいえ、もう何も悪いこと起きませんように・・・≡-人-≡ナムナム

追記! お気に入りのマグカップまで壊れたよ!
    もー、どうなってるのー><;

2017年2月26日日曜日

大貫刃物の糸切りばさみ


常日頃、とうちゃんには「いい道具を使え!」といわれている私です。
たしかに品質のいい道具は、腕などの変なところに力がかからなくて
作業にストレスがありませんね。
そんなわけでコツコツと、自分に合う編み物道具や縫物の道具を集めてます

ひと月前のお話ですが、スーパーの店頭に大貫刃物さんが来られてました。
この刃物屋さん、かなり昔から数か月に一度お見掛けしておりました。
兵庫県は小野市から巡回されているお店みたいです。
鎌などの農機具の奥に、ラシャ切りバサミや糸切りばさみが
ずらっと並んでるのが見えたので、お邪魔して手に取らせていただきました。

「弥彦」と店主さんの銘が入った糸切りばさみを、なにげなく握って
刃を閉じた瞬間、「わっ!?」って驚きました。
握る感触は硬すぎず柔らかすぎず、刃の鳴るしゃきっとした音も凛と響き。
そして刃が元の位置に戻るとき指に伝わる弾力の心地よさ。
素晴らしい、実に素晴らしいのです。

実は私、糸切りばさみはあまり好きじゃなかったのです。
というのも、手芸店で買う糸切りばさみが、どれもこれも全く切れなくて
「糸切りばさみとはこういうものなのね・・・」とあきらめてしまってたからです。

何本か試しに握らせてもらって、一番手になじむものを買わせていただきました。
家に帰って刺し子ふきんの仕上げの糸始末で使ったところ、
数枚作業しても手指が全く疲れなかったです。

いい道具とは、ここまですごいものなのか…としみじみいたしました。

今日は美作市のAコープにお店を出されてました。
今年は2月、4月、6月にお店に来られるようです。

今回は12センチタイプの少し大きい糸切りばさみを購入しました。
こちらは「千勝」という銘が入っていて、店主さんいわく
「これは名人が作ったものだよ。いいものだよ。」とおっしゃられてました。
家でまた糸始末してみましたが、狙ったところがシャキッと切れて
とても気持ちのいい縫い仕事ができました^^


握り部分は金属なので、余ってたバイアステープを丁寧に巻きました。
テープが汚れたり古くなった時のことを考えて、巻きはじめと
巻き終わりの部分だけを布用接着剤でつけてます。

店主の弥彦さんは、もうかなりのご高齢です。
背も腰も曲がられてますが、かくしゃくとされておいででした。
これからもずっとお元気でおられますように・・・。

そしてもしどこかで、鍛冶屋さんの打つ糸切りばさみに出会えたら、
ぜひ一度手に取っていただきたいとおもいます^^

(おまけ)ヒヤシンス咲きました。
     地植え用の小さな球根だったから、咲くかどうか微妙だったけど
     こんなに立派な花をつけてくれました。
     晴れた日の窓辺から、とてもいい香りが漂ってきます。
     しばらくは目と鼻が幸せですね^^


2017年2月16日木曜日

菊刺しと麻の葉模様の刺し子

まだ2月ですが、なんとなく毎日の厳しい寒さが緩んできたのを感じます。

父がよく「奈良のお水取りが終われば春だ」と言っていましたが、
今年は3月12日に行われるみたいですね。
そういう行事ごとで季節をなんとなく理解できるようになったのは、
それなりに年を取ってきたからかな^^;


さて、途中まで刺していた「菊刺しと麻の葉」の刺し子布巾完成しました。
刺し終わって洗ったあと、アイロンかけてないのでしわくちゃですが、
これからお皿拭きとして活躍してもらうから、これでいいのだ( ̄▽ ̄)

先日の糸の感想。
ぐリグらさんの糸は、オリンパスやダルマの合太よりもちょっと太め。
4本撚り合わせで、糸に光沢があって毛羽立ちにくく、柔らかいです。

ただ、太いだけあってさらしの生地を刺して通すのに結構力が要ります。
針をいろいろ変えて、結局みすや針の刺し子針に落ち着きました。
それでも微妙に糸を生地に通すとき力がいるので、もう少し太い針を
探したほうがいいのかもしれません。
通した後の糸こきも、ほどほどにしないと糸が伸びて浮きます。

この後に矢羽柄のふきんを刺しましたが、色はきれいだし
洗っても色落ちすることもありませんでした。

刺してて楽しいとてもいい糸ですが、さらしよりもリネンとか
もっと織り目の大きい生地に刺すほうがいいのかもしれませんね。
さらしに使うなら、糸を4本→2~3本に割いて使うのがいいかと。

あと、艶があって綺麗だからレース編みに使ってもいいと思います。

と、こんな感じの感想でした。

(おまけ)
100均で8センチ角のカットちりめん買ってきました。

この椿柄、かわいくて大好きです^^
ビスコーニュ風に縫い上げて、古い羊毛入れて作りました。
針山はいろいろ作りましたが、ちりめんが針を刺しやすくていいですね。

100均でおなじみの会社ポケットさんが、刺し子糸を販売してるのを
最近知ったので探してみよう。100均巡りは大好きです(*'▽')


2017年2月1日水曜日

ニットのヘッドカバー編みました。


春の陽気のような日があったと思えば、また冷え込みが厳しくなりました。
のんびりこたつにあたりながら編み物すればはかどりますね。



とうちゃんの依頼で、ゴルフ道具に使うヘッドカバーを編みました。
メーカー製のヘッドカバー持ってたんじゃ?と聞いたら、見せてくれました。
経年劣化で外側のビニールがびりびりに破れておりました・・・。
意外とゴルフバックの中でかさばったり、見栄えも悪くなったので
私に編んでくれーと言ってきたようです。

早速市場調査。ネットで市販のカバーを見てみると、ポンポンがついてたり
かわいいキャラものだったり、いろいろあるんですねー。

でも売ってるニット製はそれなりにお高いし、ユーテリティ用に5~6個欲しい!と。
色の希望を聞くと、芝生の上に落とした時目立つ色がいいから赤!
ポンポンは好きじゃないらしく不要と、とてもシンプルなカバーを頼まれました。
これなら編み物へたくそな私でも、何とか数を編めそうでした。

ダイソーのアクリル並太トマトレッドをベースに、ボーダー柄など。
使用棒針は6-7号となってましたけど、編んでいくうちにぎっちぎちになってしまい
最終的には10号輪針でゆったりした編み目となりました。




(自分用メモ)ユーテリティ用ニットヘッドカバーの編み方

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 アクリル並太 1玉 (しましまにするなら、その分の色の毛糸も。)
 輪針 10号 毛糸用とじ針

1.指でかける作り目で28目+1目(輪にするとき最初の目と最後の目を二目一度にします。)

2.2段目から一目ゴム編みで40段。

3.41段目からメリヤス編みで、41段目だけ15目と28目で1目ずつ増やして30目にします。

4.66段までメリヤス編みをし、67段目は一目ごとに二目一度にして15目に減らします。

5.糸を20センチほど残して切り、とじ針で2回67段目の目に毛糸を通してから
  糸を引いてしめます。

6.内側で糸を編み地にくぐらせ糸始末をして完成。

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これには1番ウッド(でしたっけ?)のように大きなヘッドの物は入りません。
あくまでもユーテリティ用のサイズです。
そのうち1番ウッド用のでっかいヘッドカバーも頼まれそうですが、
またその時は試行錯誤いたしましょう^^;

今回のヘッドカバーは、1周28目しかないのでサクサク編んで3時間くらいで1個完成。
楽しく編んで3日で6個仕上げました。

ほんとはこれに番号を刺繍すればいいんでしょうけど、
市販のアップリケを接着剤で貼ってもよさそうですね。
まーつかうのはとうちゃんだし、自分で使いやすくすることでしょう!

とまあ、こんな感じでヘッドカバー作成は終了です。おつかれさまでした!