2017年2月26日日曜日

大貫刃物の糸切りばさみ


常日頃、とうちゃんには「いい道具を使え!」といわれている私です。
たしかに品質のいい道具は、腕などの変なところに力がかからなくて
作業にストレスがありませんね。
そんなわけでコツコツと、自分に合う編み物道具や縫物の道具を集めてます

ひと月前のお話ですが、スーパーの店頭に大貫刃物さんが来られてました。
この刃物屋さん、かなり昔から数か月に一度お見掛けしておりました。
兵庫県は小野市から巡回されているお店みたいです。
鎌などの農機具の奥に、ラシャ切りバサミや糸切りばさみが
ずらっと並んでるのが見えたので、お邪魔して手に取らせていただきました。

「弥彦」と店主さんの銘が入った糸切りばさみを、なにげなく握って
刃を閉じた瞬間、「わっ!?」って驚きました。
握る感触は硬すぎず柔らかすぎず、刃の鳴るしゃきっとした音も凛と響き。
そして刃が元の位置に戻るとき指に伝わる弾力の心地よさ。
素晴らしい、実に素晴らしいのです。

実は私、糸切りばさみはあまり好きじゃなかったのです。
というのも、手芸店で買う糸切りばさみが、どれもこれも全く切れなくて
「糸切りばさみとはこういうものなのね・・・」とあきらめてしまってたからです。

何本か試しに握らせてもらって、一番手になじむものを買わせていただきました。
家に帰って刺し子ふきんの仕上げの糸始末で使ったところ、
数枚作業しても手指が全く疲れなかったです。

いい道具とは、ここまですごいものなのか…としみじみいたしました。

今日は美作市のAコープにお店を出されてました。
今年は2月、4月、6月にお店に来られるようです。

今回は12センチタイプの少し大きい糸切りばさみを購入しました。
こちらは「千勝」という銘が入っていて、店主さんいわく
「これは名人が作ったものだよ。いいものだよ。」とおっしゃられてました。
家でまた糸始末してみましたが、狙ったところがシャキッと切れて
とても気持ちのいい縫い仕事ができました^^


握り部分は金属なので、余ってたバイアステープを丁寧に巻きました。
テープが汚れたり古くなった時のことを考えて、巻きはじめと
巻き終わりの部分だけを布用接着剤でつけてます。

店主の弥彦さんは、もうかなりのご高齢です。
背も腰も曲がられてますが、かくしゃくとされておいででした。
これからもずっとお元気でおられますように・・・。

そしてもしどこかで、鍛冶屋さんの打つ糸切りばさみに出会えたら、
ぜひ一度手に取っていただきたいとおもいます^^

(おまけ)ヒヤシンス咲きました。
     地植え用の小さな球根だったから、咲くかどうか微妙だったけど
     こんなに立派な花をつけてくれました。
     晴れた日の窓辺から、とてもいい香りが漂ってきます。
     しばらくは目と鼻が幸せですね^^


2017年2月16日木曜日

菊刺しと麻の葉模様の刺し子

まだ2月ですが、なんとなく毎日の厳しい寒さが緩んできたのを感じます。

父がよく「奈良のお水取りが終われば春だ」と言っていましたが、
今年は3月12日に行われるみたいですね。
そういう行事ごとで季節をなんとなく理解できるようになったのは、
それなりに年を取ってきたからかな^^;


さて、途中まで刺していた「菊刺しと麻の葉」の刺し子布巾完成しました。
刺し終わって洗ったあと、アイロンかけてないのでしわくちゃですが、
これからお皿拭きとして活躍してもらうから、これでいいのだ( ̄▽ ̄)

先日の糸の感想。
ぐリグらさんの糸は、オリンパスやダルマの合太よりもちょっと太め。
4本撚り合わせで、糸に光沢があって毛羽立ちにくく、柔らかいです。

ただ、太いだけあってさらしの生地を刺して通すのに結構力が要ります。
針をいろいろ変えて、結局みすや針の刺し子針に落ち着きました。
それでも微妙に糸を生地に通すとき力がいるので、もう少し太い針を
探したほうがいいのかもしれません。
通した後の糸こきも、ほどほどにしないと糸が伸びて浮きます。

この後に矢羽柄のふきんを刺しましたが、色はきれいだし
洗っても色落ちすることもありませんでした。

刺してて楽しいとてもいい糸ですが、さらしよりもリネンとか
もっと織り目の大きい生地に刺すほうがいいのかもしれませんね。
さらしに使うなら、糸を4本→2~3本に割いて使うのがいいかと。

あと、艶があって綺麗だからレース編みに使ってもいいと思います。

と、こんな感じの感想でした。

(おまけ)
100均で8センチ角のカットちりめん買ってきました。

この椿柄、かわいくて大好きです^^
ビスコーニュ風に縫い上げて、古い羊毛入れて作りました。
針山はいろいろ作りましたが、ちりめんが針を刺しやすくていいですね。

100均でおなじみの会社ポケットさんが、刺し子糸を販売してるのを
最近知ったので探してみよう。100均巡りは大好きです(*'▽')


2017年2月1日水曜日

ニットのヘッドカバー編みました。


春の陽気のような日があったと思えば、また冷え込みが厳しくなりました。
のんびりこたつにあたりながら編み物すればはかどりますね。



とうちゃんの依頼で、ゴルフ道具に使うヘッドカバーを編みました。
メーカー製のヘッドカバー持ってたんじゃ?と聞いたら、見せてくれました。
経年劣化で外側のビニールがびりびりに破れておりました・・・。
意外とゴルフバックの中でかさばったり、見栄えも悪くなったので
私に編んでくれーと言ってきたようです。

早速市場調査。ネットで市販のカバーを見てみると、ポンポンがついてたり
かわいいキャラものだったり、いろいろあるんですねー。

でも売ってるニット製はそれなりにお高いし、ユーテリティ用に5~6個欲しい!と。
色の希望を聞くと、芝生の上に落とした時目立つ色がいいから赤!
ポンポンは好きじゃないらしく不要と、とてもシンプルなカバーを頼まれました。
これなら編み物へたくそな私でも、何とか数を編めそうでした。

ダイソーのアクリル並太トマトレッドをベースに、ボーダー柄など。
使用棒針は6-7号となってましたけど、編んでいくうちにぎっちぎちになってしまい
最終的には10号輪針でゆったりした編み目となりました。




(自分用メモ)ユーテリティ用ニットヘッドカバーの編み方

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 アクリル並太 1玉 (しましまにするなら、その分の色の毛糸も。)
 輪針 10号 毛糸用とじ針

1.指でかける作り目で28目+1目(輪にするとき最初の目と最後の目を二目一度にします。)

2.2段目から一目ゴム編みで40段。

3.41段目からメリヤス編みで、41段目だけ15目と28目で1目ずつ増やして30目にします。

4.66段までメリヤス編みをし、67段目は一目ごとに二目一度にして15目に減らします。

5.糸を20センチほど残して切り、とじ針で2回67段目の目に毛糸を通してから
  糸を引いてしめます。

6.内側で糸を編み地にくぐらせ糸始末をして完成。

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これには1番ウッド(でしたっけ?)のように大きなヘッドの物は入りません。
あくまでもユーテリティ用のサイズです。
そのうち1番ウッド用のでっかいヘッドカバーも頼まれそうですが、
またその時は試行錯誤いたしましょう^^;

今回のヘッドカバーは、1周28目しかないのでサクサク編んで3時間くらいで1個完成。
楽しく編んで3日で6個仕上げました。

ほんとはこれに番号を刺繍すればいいんでしょうけど、
市販のアップリケを接着剤で貼ってもよさそうですね。
まーつかうのはとうちゃんだし、自分で使いやすくすることでしょう!

とまあ、こんな感じでヘッドカバー作成は終了です。おつかれさまでした!