何かの記事で、編み物道具の中に「nostepinne(ノステピン)」という道具のことを初めて読みました。
それ以来、ずっとほしいなーと思っていたのですが、専用の道具として買うと高い・・・。
なので何年も100均のゴムの木製すりこ木で代用してました。
少しの毛糸ならそれでも良かったけど、巻きが崩れた毛糸玉を直すのに一玉分巻くと、
やっぱり使いづらくて、ほかに使えそうなものをずっと探してました。
先日、近場で催されたクラフトフェアで出ていたお店にて、
昔々の紡績工場で使われていたという木の道具を見つけました。
直径約1センチ、長さは23センチ。程よく手の中におさまります。
調べてみるとスプール、木製糸巻きなどなど呼ばれているようです。
これならノステピンの代用になるんじゃないかと何本か買って試したところ、
これがなかなか良い物でした。
見かけより軽いし、巻いてる最中は刻んである溝のおかげで毛糸が滑りません。
そして糸巻きから抜くときは、なめらかで引っかからない!
ということで、重宝して使っています。
そして糸巻きから抜くときは、なめらかで引っかからない!
ということで、重宝して使っています。
使い方は「nostepinne」とか「nostepinne how to use」で検索すると、色々動画が出てきます。
自分のやりやすい方法が見つかるかもしれません。
ついでなので自分がやってる使い方を簡単に説明しておきます。
1、先端に引き結びの輪っかを作って軽く結び、隙間無く巻きつけていきます。
毛糸玉をはずすとき苦労するので、硬く巻かないように!
玉が崩れない程度に、ふわっと柔らかく巻いていきます。
2、棒のほうを少しずつずらしながら、左上から右下へ斜めに巻きます。
糸が少ない最初だけは、玉のほうに左手の親指を添えながら巻いたほうがいいですね。
3、毛糸が終わったら、毛糸玉の胴の周りを2周巻いてはさみます。
こうしておくと、糸がほどけて崩れにくい気がします。
4、丁寧にはずすと、きっとすこし紡錘形の玉になってると思います。
なので座りを良くするために、上から軽く押さえて丸っこく形を整えて完成。
面白くなって、去年紡いで糸紡ぎ機のボビンに巻いたままだった亜麻糸を玉巻きに。
細い糸なら大体50グラムくらいまでは巻けそうです。
この糸巻き、元々糸を巻き取るための道具なうえ、長年使われてなめらかです。
大量生産の工業の物から、手仕事の道具へ再利用なんて
ちょっと面白いなと思ったのでした。
ただ問題があるとすれば、古い物なので中には割れたり若干ささくれた物もありました。
どこかで見つけたら状態のいいものを選ぶか、自分で磨いてもいいかもしれませんね。
編み物が楽しくはかどりますように!
0 件のコメント:
コメントを投稿