2015年10月2日金曜日

本屋さんにて。

かれこれ数年ぶりにある本屋へ行きました。
今季発刊の編み物の本を探しにです。
引越しで足が遠のいたというのと、あとで書く理由から
この店ではあまり本を買わなくなっていたのですが、
久しぶりに目にとまったので立ち寄りました。

ここのところ本は通販で買っていたので、久しぶりにいろんな本を見てワクワクし、
あれも買おう、これも買おう、と手元に置いていたのですが・・・。

しばらくすると本屋の店員が来て、私の近くで本の整理を始めます。
それはお仕事です、理解します。

でも・・・ほかのお客が誰もいないお店で、私の側で整理って事は。
本を選ぶな、さっさと帰れってことですね。

そう、私がここの本屋で買わなくなった理由。
「ゆっくり本を選ばせてくれない本屋」だったから。

不愉快になったので探し出した本をすべて棚に戻し、黙って出て行きました。
気のない「ありがとうございましたー。」という声に送られて。

代わりにちょっと遠いけど、もう一軒の本屋へ。
そこは店員さんも多いけど、ゆっくり本を選ばせてくれる本屋さん。
店員さんは寄ってこないかわりに、監視カメラの画像がモニターいっぱいに広がってるお店。
後ろめたい事は何もないので、堂々とゆっくり選べます。

客足も途切れず、いろんな雑貨も置いてあって楽しいお店で、
ただ自分が欲しい本とはちょっと好みが違うのが残念。
そこではパンを焼く金属トレーつきの本を買いました。

本屋にいったら諭吉さんが一枚飛んでいくほど買ってしまう私だけど。
一件目のお店で、色々残念な気持ちになって帰ってきました。
パソコンを立ち上げ、通販サイトでお店で欲しかった本をだだーっと「買い物かご」に。
マウスでかち、かち、かち。注文終了。
これで何日かしたら私の欲しい本が届きます。

いつ行ってもお客のいない本屋・・・。
たぶん、企業向けのお得意様がいるから、一般の人には売れなくてもいいんでしょうね。

本が売れない―――決してネット通販のせいだけじゃないと思います。
本を傷めたくないからといって、失礼なことしてませんか?
お店がお客さんを追い払っていませんか?

ふと、そんなことを思った一日でした。


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